遺品整理を自分でやる方法と手順【費用を節約したい人向け】
「業者に頼む費用がない」「できるだけ自分たちでやりたい」——そんな方のために、遺品整理を自分でやる手順・必要なもの・費用の目安、そして「ここまでは自分で、ここからは業者へ」の線引き方法を解説します。
自分でやることでコストを抑えられる反面、体力的・精神的な負担も大きくなります。無理なく進めるためのコツもあわせてご紹介します。
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遺品整理を自分でやるメリット・デメリット
| 自分でやる | 業者に頼む | |
|---|---|---|
| 費用 | ゴミ処理費のみ(数千〜数万円) | 数万〜数十万円 |
| 時間 | 数日〜数週間 | 1〜2日 |
| 体力 | かなり必要 | ほぼ不要 |
| 思い出の品の確認 | 自分でしっかり確認できる | 任せきりになる場合がある |
| 向いている状況 | 荷物が少ない・時間に余裕がある・近くに住んでいる | 荷物が多い・遠方・急ぎ・精神的につらい |
自分で遺品整理を進める手順【5ステップ】
✅ 自分でやる遺品整理のメリット
- 費用を最小限に抑えられる
- 自分のペースで進められる
- 思い出と向き合う時間が取れる
⚠️ 自分でやる遺品整理のデメリット
- 体力・時間が大量に必要
- 判断疲れで停滞しやすい
- 大型家具の処分に困る
STEP 1:まず全体量を把握する
部屋を一巡して「どのくらいの量があるか」を把握します。この段階では何も動かさなくてOKです。全体像がわかると、どこから手をつけるか計画が立てやすくなります。押し入れ・物置・納戸の中も確認しておきましょう。
STEP 2:貴重品・重要書類を最初に確保する
通帳・印鑑・権利証・保険証券・年金手帳など、相続手続きに必要な書類を最優先で探し出します。現金や貴金属が思わぬ場所に隠してある場合もあるため、引き出しや本の間・タンスの奥なども念入りに確認してください。
- 通帳・キャッシュカード・印鑑
- 生命保険・医療保険の証書
- 不動産権利証・登記簿謄本
- 年金手帳・ねんきん定期便
- 現金・貴金属・有価証券
- エンディングノート・遺言書
STEP 3:「残す」「売る」「捨てる」に分ける
3種類の箱(または袋)を用意して仕分けします。迷ったものは「保留」ボックスに入れておけばOKです。一度に全部決めようとしなくて大丈夫です。
- 残す:形見として手元に置くもの、家族が使うもの
- 売る:状態が良い家電・家具・ブランド品・骨董品など
- 捨てる:壊れているもの・汚れがひどいもの・古すぎて売れないもの
- 保留:迷っているもの(期限を決めてから判断する)
💡 コツ:「捨てたら後悔しそう」なものは保留に。1〜3か月置いてみて、それでも使わなければ処分するルールを決めると判断しやすくなります。
STEP 4:売れるものを先に処分する
買取業者(出張買取)に連絡し、売れるものを引き取ってもらいます。先に買取を済ませることで、ゴミとして処分するものが減り、費用の節約にもなります。
- 家電・家具の状態が良いものは出張買取へ
- ブランド品・貴金属・骨董品は専門の買取店へ
- 本・CD・DVDはネットの宅配買取サービスへ
- フリマアプリで個別に売るのも有効(ただし手間がかかる)
STEP 5:残ったものを処分する
燃えるゴミ・燃えないゴミは自治体の収集日に出します。大型の家具・家電は粗大ごみの申請が必要です(家電リサイクル法の4品目は粗大ごみNG)。量が多い場合は不用品回収業者の利用も検討しましょう。
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自分でやるのに必要なもの・準備リスト
| アイテム | 用途 | 調達方法 |
|---|---|---|
| ゴミ袋(大・中・小) | 分別・処分用 | 100円ショップ・スーパー |
| 段ボール箱 | 仕分け・梱包・形見分け用 | スーパー・ホームセンター |
| マジック・ラベルシール | 箱への記入用 | 100円ショップ |
| 軍手・マスク | ほこり対策・怪我防止 | 100円ショップ・ホームセンター |
| 掃除用具 | 清掃用 | 手持ちのものを活用 |
| 台車・毛布 | 家具の移動・傷防止 | レンタルも可 |
| カメラ(スマホ可) | 貴重品・家電の状態記録 | 手持ちのスマホ |
費用の目安
自分で遺品整理をする場合の主な費用は以下の通りです。売れるものを先に買取に出せば、その収入で費用を相殺できることもあります。
| 費目 | 目安 |
|---|---|
| 粗大ごみ処理費 | 1点数百〜数千円 |
| レンタカー(荷物の運搬) | 数千〜1万円程度 |
| ゴミ袋・梱包資材 | 数千円程度 |
| ガソリン代・交通費 | 遠方の場合は数万円になることも |
| 宿泊費 | 作業が数日かかる場合に発生 |
精神的につらくなったときの対処法
遺品整理は、思い出の品に囲まれながら作業するため、予想以上に精神的な負荷がかかります。「片付けているのか、思い出に浸っているのかわからなくなる」という方も多いです。
- ⏱️ 作業時間を決める:1日3〜4時間など、上限を設けて無理しない
- 🤝 一人でやらない:兄弟や配偶者と一緒に進める、または交互に作業する
- ⏸️ 休憩を多めに取る:つらくなったら中断してもOK。急ぐ必要はない
- 📸 写真に残してから捨てる:形に残しておくことで「捨てやすく」なる
- 🙏 感謝の気持ちで処分する:「ありがとう」と声に出してから処分するのも心の助けになる
「ここからは業者へ」の判断基準

自分でやると決めたとしても、以下に当てはまる場合は業者への依頼を検討しましょう。
- 荷物の量が多く、一人・家族だけでは手が追いつかない
- 遠方に住んでいて、何度も足を運ぶのが難しい
- 精神的につらくて、一人で作業するのが苦しい
- 特殊清掃が必要な状況(孤独死・長期間放置など)
- 期限が迫っている(賃貸の退去期限など)
「全部自分でやらなければ」と思い詰める必要はありません。重要書類の確認と貴重品の回収だけ自分で行い、残りを業者に依頼するというハイブリッドな方法も有効です。
業者に頼む場合の費用相場と選び方
遺品整理業者に依頼する場合の費用は、部屋の広さや荷物の量によって異なります。必ず複数社から見積もりを取り、「買取できるものを費用から差し引いてもらえるか」を確認しましょう。
| 間取り | 費用の目安 |
|---|---|
| 1K・1R | 3〜10万円 |
| 1LDK〜2LDK | 10〜25万円 |
| 3LDK〜4LDK | 20〜50万円 |
| 一戸建て(大型・荷物多) | 40〜80万円以上 |
よくある質問(FAQ)
Q. 遺品の「形見分け」はどうやって進める?
形見分けは、遺族・親族が集まれるタイミング(四十九日法要など)に行うのが一般的です。特に価値があるものや、複数の人が欲しいと言いそうなものは、事前にリストアップしておくとスムーズです。「誰が何をもらうか」を事前に話し合っておくと、当日のトラブルを防げます。
Q. 故人の衣類はどうやって処分する?
状態の良い衣類は古着屋(出張買取あり)・フリマアプリ・寄付団体への送付が可能です。ブランド品・着物・アクセサリーは専門の買取業者に査定を依頼しましょう。状態が悪いものはゴミとして処分しますが、ウエス(雑巾代わり)として最後まで使ってから捨てるのも一つの選び方です。
Q. 故人の写真はどうする?
写真は捨てにくいですが、大量にある場合はデジタル化してから処分するのがおすすめです。スマホで撮影するか、スキャナーアプリを使うことで、物としては処分しながら記録として残せます。お寺や写真供養業者に依頼して「写真の供養・お焚き上げ」をしてから処分する方法もあります。
まとめ:まず「貴重品の確保」から始める
- 遺品整理は「貴重品・重要書類の確保→仕分け→買取→処分」の順で進める
- 仕分けは「残す・売る・捨てる・保留」の4分類が基本
- 体力・精神的な負担が大きいため、無理のないペースで進めることが重要
- 全部自分でやらなくていい。しんどくなったら業者への依頼も選択肢に
- 遺品整理業者は複数社から見積もりを取って比較する
「全部一人でやらなければ」と思い詰めず、できる部分だけ自分で、あとはプロに任せるという選択も大切です。
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