エンディングノート無料テンプレート|印刷して使える21項目と書き方

エンディングノートは、最初から全部を埋める必要はありません。家族が困りやすい連絡先・重要書類・医療介護の情報から書くと、途中で止まりにくくなります。

無料テンプレートで最初に書く項目

  • 家族や病院などの連絡先
  • 通帳・保険証書・年金書類の置き場所
  • スマホやパスワードは、直接書かず保管場所を分ける

印刷で迷う場合はスマホ・コンビニ・自宅プリンターで印刷する方法も確認してください。

エンディングノートの書き方5つのコツの図解

エンディングノートが必要な3つの理由

  • 家族の負担を減らす:もしものとき、どの銀行に口座があるか・誰に連絡すべきか・葬儀の希望はあるか——これが書かれているだけで、家族が確認しやすくなります。
  • 自分の意思を残す:法的効力はなくても、家族が判断に迷ったときの羅針盤になります。
  • 今の自分を整理できる:書く過程で、自分の人生・財産・人間関係を棚卸しできます。

エンディングノート無料テンプレートの印刷・使い方

  1. 下の無料テンプレートを印刷する(ページ内の印刷ボタンからA4用紙で使えます)
  2. 書ける項目から書く(全部一度に書こうとしない。1日1〜2項目で十分)
  3. 家族にも保管場所を伝える(書いたあとに、置き場所だけでも共有する)
  4. 年に1回見直す(誕生日や年末など、決まった日に更新)
💡 ポイント
すべての項目を埋める必要はありません。「書ける項目だけ書く」のが続けるコツです。空欄があっても、書いたぶんは家族の助けになります。

無料ダウンロードの形式と保管方法で迷う方へ

  • 形式:まずはA4で印刷して手書きできる形にしています。印刷画面からPDF保存しておくと、あとで再印刷しやすくなります。
  • 保管方法:紙で書いたものは、封筒やファイルに入れて「家族が分かる場所」に置きます。置き場所だけでも子世代に伝えておきましょう。
  • 注意点:スマホの暗証番号や銀行のパスワードは、第三者が見られる紙にそのまま書かず、保管場所や確認先を分けて残すと現実的です。

印刷の操作で迷う場合は、スマホ・コンビニ・自宅プリンターで印刷する方法もあわせて確認してください。

【無料テンプレート】そのまま使える21項目

下のボタンから、エンディングノート無料テンプレートを印刷できます。スマホでも閲覧できますが、手書きで使う場合はパソコンから印刷するか、印刷画面でPDF保存してから使うと扱いやすくなります。

印刷する前に、ここだけ確認

  • 最初は1部だけ印刷する
  • 親に渡す場合は、書いてほしい項目に印をつける
  • パスワードや暗証番号は直接書かず、保管場所だけメモする
わたしのエンディングノート
記入日:   年  月  日 / 更新日:   年  月  日

1. 基本情報

①氏名・生年月日・血液型
②現住所・本籍地
③連絡先(電話・メール)

2. 家族・親族

④家族構成(同居家族)
⑤連絡が必要な親族・友人のリスト(名前と連絡先)

3. お金・金融資産

⑥銀行口座(銀行名・支店・最後の通帳の場所)
⑦証券・投資信託・保険(会社名・証券番号)
⑧借入・ローン(金融機関・残債の有無)
⑨クレジットカード(カード会社名)

4. 不動産・重要書類

⑩実家・所有不動産(場所・権利証の保管場所)
⑪保険証券・年金手帳・マイナンバーカードの保管場所

5. デジタル情報

⑫スマホ・パソコンのロック解除方法(保管場所のみ・ノートには書かない)
⑬SNS・ネットバンク等のアカウント一覧

6. 医療・介護の希望

⑭かかりつけ医・持病・服用中の薬
⑮延命治療の希望(する/しない/家族に委ねる)
⑯介護を受けるなら|希望(自宅/施設/こだわらない)

7. 葬儀・お墓の希望

⑰葬儀の形式(家族葬/一日葬/直葬/その他)
⑱呼んでほしい人(または呼ばないでほしい人)
⑲お墓・供養の希望(先祖の墓に入る/墓じまい/海洋散骨/樹木葬/永代供養)

8. 残しておきたいこと

⑳形見として渡したい品と、渡したい相手
㉑家族へのメッセージ(伝えたいこと・感謝)
保管場所のメモ
このノートは(                )に保管しています。
有事の際は、できれば家族(連絡先:             )にご連絡ください。

エンディングノートの記入例|離れて暮らす親に書いてもらう場合

ここでは、東京都内に住む50代の子どもが、地方で暮らす高齢の親にエンディングノートを書いてもらう場面を想定します。内容はすべて架空の例です。

架空の家族設定

  • 子ども:佐藤 美香さん・52歳。東京都内在住。仕事があり、実家には月1回ほど帰省。
  • 親:佐藤 和子さん・80歳。地方の実家で一人暮らし。最近、通院予定や書類の場所を忘れることが増えてきた。
  • 目的:万一のときに、子どもが病院・親族・書類・スマホの確認で慌てないようにする。

このケースでは、最初から財産や相続の話を細かく聞くよりも、病院・連絡先・書類の場所など、生活に近い項目から書いてもらう方が始めやすくなります。

項目記入例子どもが確認したいこと
緊急連絡先最初に連絡してほしい人:長女 美香。つながらないときは弟の健一へ。近所では、向かいの田中さんに声をかけてよい。誰に最初に連絡するか。近所で頼れる人がいるか。
通院・薬内科は駅前のクリニック。薬は朝食後に2種類。お薬手帳は台所横の引き出し。病院名よりも、お薬手帳や診察券の場所が分かるか。
重要書類保険証券は寝室の整理だんす上段。通帳は茶色の書類ケース。印鑑は別の小箱に保管。書類と印鑑を同じ場所にまとめすぎていないか。
スマホ・デジタルスマホ会社は〇〇。料金明細は紙で届く。暗証番号はここには書かず、保管場所だけ家族に伝える。パスワードをノートに直接書かないこと。
葬儀・供養の希望できれば家族だけで静かに見送ってほしい。お墓のことは、子どもたちで相談して決めてよい。強い希望か、家族に任せたい希望かを分けて聞く。
家族へのメモ古いアルバムは残してほしい。着物は無理に残さなくてよいが、気に入っている数枚だけ見てほしい。捨てる前に確認したい物があるか。

このように書いておくと、子どもは「何を探せばよいか」「誰に連絡すればよいか」を確認しやすくなります。反対に、口座番号や暗証番号などは、エンディングノートにそのまま書かず、保管場所や確認方法だけを残す方が進めやすくなります。

財産の分け方をきちんと決めたい場合は、エンディングノートだけで済ませず、遺言書や専門家への相談も検討しましょう。エンディングノートは、家族が困りやすいことを見える化するためのメモとして使うのが現実的です。

書き方のコツ5つ

  • ① 軽い項目から書く:いきなり「葬儀の希望」は重い。基本情報や連絡先リストなど書きやすいところから。
  • ② 鉛筆で書く:気持ちが変わったら消せる。ボールペンで書くと「決定的」になり、続かない原因に。
  • ③ 完璧を目指さない:書けない項目は空欄でOK。「8割書けた」で十分意味があります。
  • ④ 家族と話しながら書く:1人で書くと「これでいいのかな」と止まる。家族の意見も参考に。
  • ⑤ 年1回見直す:誕生日・年末など、決まった日に開いて更新する習慣を。

やってはいけない3つのこと

エンディングノートでやってはいけない3つのことの図解

NG1:パスワードを直接書く

銀行の暗証番号やSNSのパスワードを直接書くのは厳禁です。紛失・盗難リスクがあります。代わりに「パスワード一覧はこの場所にある」というメモだけ残します。

NG2:誰にも保管場所を知らせない

「いざというとき家族が見つけられない」がまず起こりやすい困りごとです。少なくとも1人、信頼できる家族に保管場所を伝えておきましょう。

NG3:法的に有効な遺言と勘違いする

エンディングノートに「全財産を長男に」と書いても、法的拘束力はありません。財産分与について法的な効力を持たせたい場合は、別途遺言書の作成を検討する必要があります。

書いた内容を、家族で確認する項目に変える

エンディングノートに葬儀・お墓・実家の片付けの希望を書けたら、次は家族で確認する項目に分けておきましょう。葬儀形式は葬儀の種類比較、具体的な相談先を探す段階では葬儀社比較サービスの記事、物の整理は実家の片付けと買取査定の進め方へ進むと整理しやすくなります。

テンプレを使った後にやること

テンプレートを埋めて終わり、ではありません。次の3つも一緒に進めると、家族が必要なときに見つけやすくなります。

  • 保管場所を家族に伝える:印刷したノートをどこに置くか、できれば家族に共有
  • 定期的に見直す:年1回、誕生日や年末など決まった日に開く
  • 関連書類の整理も並行で進める:通帳・保険証券・権利書の保管場所もメモ

テンプレートを書いた後に確認したいこと

エンディングノートを書くと、「次に何を家族で話せばいいか」が見えやすくなります。いきなり手続きや業者探しに進まず、まずは次の順番で確認すると負担が少ないです。

  1. 親の終活チェックリストで、未確認の項目を家族で見る
  2. 親に終活を切り出す方法を参考に、話し方を整える
  3. 実家の物が多い場合は、捨てる前に確認したいものを見て、残す・売る・処分するを分ける

テンプレートを書いたあとに確認したいこと

エンディングノートは、書いて終わりではなく「家族が見つけられる」「必要な手続きにつながる」ことが大切です。

テンプレートを印刷したあとに確認したいこと

書いた内容をもとに、親子の会話・重要書類・実家の片付けを少しずつ確認します。いきなり手続きや業者探しに進まず、家族で見る範囲を分けておくと迷いにくくなります。

エンディングノートを書き始める前の細かい疑問

Q. エンディングノートは何ページも書かないと意味がない?

最初から全部埋める必要はありません。医療、介護、連絡先、通帳や保険の置き場所など、家族が困りやすいところを1ページだけ書くところから始めても十分役立ちます。

Q. 親にエンディングノートを渡すと嫌がられない?

「終活して」ではなく、「何かあった時に困らないように、連絡先だけ一緒に整理したい」という言い方にすると受け止められやすくなります。

Q. スマホしかない場合でも無料テンプレートは使える?

スマホでPDFを開き、コンビニ印刷や家族のプリンターを使えば紙で用意できます。印刷が難しい場合は、まずスマホのメモに同じ項目を書き出すだけでも始められます。

迷う物は、写真を撮って家族で確認する

親の家には、本人にとって大切な物や、家族だけでは価値が分かりにくい物が混ざっていることがあります。着物・時計・カメラ・骨董品・ブランド品などは、すぐに処分せず一度分けておくと進めやすくなります。

帰省中や話し合いの場では、写真を撮って「残したい物」「価値を確認したい物」「処分する物」に分けるだけでも、次の相談がしやすくなります。

ノートに書くときは、残したい持ち物も一緒にメモする

通帳や保険だけでなく、着物・時計・写真・アルバム・食器・古いカメラなど、親が残したい物や家族に渡したい物も書いておくと、後日の片付けで迷いにくくなります。

テンプレートを書いたら、家族が探す情報につなげる

エンディングノートは、書いて終わりではなく、必要なときに家族が見つけられることが大切です。印刷方法、重要書類、スマホ情報、介護の希望を分けて確認しておきましょう。

エンディングノートは、法的な判断を補うメモとして使う

エンディングノートは、親の希望や保管場所を家族で共有するための道具です。財産の分け方、相続放棄、医療・介護の重要な判断は、ノートだけで決めず、必要に応じて専門家や公的窓口へ確認しましょう。

お墓や供養先で迷うときは、海洋散骨も選択肢として確認する

お墓を継ぐ人がいない、遠方で管理が難しい、費用を抑えたい場合は、納骨堂・永代供養・海洋散骨を並べて考えると判断しやすくなります。

よくある質問(FAQ)

Q. エンディングノートに、価値が分からない持ち物の欄は必要ですか?

あると家族が確認しやすくなります。着物、時計、カメラ、骨董品、ブランド品など、残したい物や確認してほしい物を書ける欄を作っておくと、片付けの時に迷いにくくなります。

Q. 無料テンプレートを書いた後、家族とは何を話せばいいですか?

まずは通帳や保険の場所、葬儀やお墓で避けたいこと、実家の物で残したい物を話すと進めやすいです。すべてを決める必要はなく、家族が困りやすい項目から共有するだけでも十分役立ちます。

Q1. 無料テンプレートは印刷して使えますか?

はい。ページ内の「このテンプレートを印刷する」ボタンから、A4用紙に印刷して手書きできます。スマホでも読めますが、家族で共有したい場合はパソコンから印刷して使うと確認しやすくなります。

Q2. このテンプレートは何歳から書けばいいですか?

年齢制限はありません。30代・40代でも、健康なうちに書いておくと家族が確認しやすくなります。年齢で区切らず、連絡先や書類の場所など、書きやすい項目から始めるとよいでしょう。

Q3. 親に書いてもらいたいけど、嫌がられそうです

「親孝行として渡す」「自分(子)も書いているから一緒に書こう」と切り出すと角が立ちにくいです。具体的な会話例は 親に終活を切り出す方法5選 をご覧ください。

Q4. 市販のエンディングノートと、このテンプレート、どちらがいい?

最初の1冊はこのテンプレートで十分です。市販品は項目が多く、書き始めるハードルが高くなりがち。21項目に絞ったテンプレで「書く習慣」を作ってから、必要に応じて市販品に移行するのが一つの方法です。市販品の選び方は エンディングノートの書き方と選び方 で解説しています。

Q5. 書いた内容を家族に見られたくない部分があります

パスワードや個人的なメッセージは、別の場所に分けて保管しても問題ありません。「このノートには金融情報のみ/個人的なメッセージは別の封筒に」など、分割管理が一つの方法です。

テンプレートを入口に、次の確認へ進む

エンディングノートは書いて終わりではなく、必要なときに家族が見つけられることが大切です。印刷後は書類・スマホ・実家のことへ少しずつ広げます。

まとめ:完璧より「書き始める」ことから

エンディングノートは、書いた量よりも「書き始めた」という事実そのものに価値があります。21項目すべて埋まらなくても、書けた項目のぶんだけ家族が助かります。

このテンプレートを印刷して、今日、1項目だけでも書いてみてください。小さな記録でも、家族が将来迷ったときの手がかりになります。

次に読む順番|テンプレートから終活準備へ

  1. テンプレートを印刷する方法:スマホ・コンビニ・自宅プリンター別に確認
  2. 親の終活チェックリスト:家族で確認する項目を整理
  3. 親に終活を切り出す方法:押しつけずに話す言い方を確認
  4. 親の重要書類チェックリスト:通帳・保険・年金関係の置き場所を確認

あわせて読みたい関連記事